こんにちは、スコッチの築地です。

最近、夜は一気に寒くなりましたね〜!

季節の変わり目は風邪をひきやすいので、皆様お気をつけて!

さてさて!

本日は、「終活」という言葉とともに浸透してきた「エンディングノート」について解説していこうと思います!

エンディングノートとは?

初めて聞いた方もそうでない方もおられると思いますので、説明していきますね!

エンディングノートとは文字通り、自分の人生の最後について記したノートになります。

自分に何かあった時のために、家族や友人に伝えたいこと、死後の自分の希望などを書き記すものになります。

法的な効力があるわけではないので、気軽に、何度も書き直して書くことができます。

エンディングノートと、遺言書の違い

似たようなもので、遺言書というものがあるのですが

遺言書は、法的な効力があり、死後について書くもの

エンディングノートは、法的効力はないからこそ、死後だけでなく、病気や事故にあった時の生きている間のこと(延命治療に関して)も自由にかける

という違いがあります。

法的強制力がないからこそ、自由に、でもしっかり気持ちを残す(遺産分割の希望など)ための手段なのですね。

築地の考える、エンディングノートの本質

自分が亡くなった時のことを想像してみてください。

自分の死後に何をどのようにしても欲しいか記載されたノートがあれば、家族はそれに従ってお葬式や片付けなどをすることができます。

その意思表示もすることないまま、残された家族に全部任せるとなると、想像以上に負担になることが多いです。

万が一の緊急連絡先や、所有している銀行口座、保険なども記載されていると、誰に電話し、どこで手続きをするかが一目瞭然になります。

わかりやすい実務的なメリットはこのような形ですが、個人的には他にもメリットがあるように感じます。

それは、

「書くことで、これから自分がどう生きたいか考えるきっかけになること」

です。

どんな想いを持って、どんな人生を残り歩んでいきたいのか?

死を身近に考えないと、人間は人生が一生続くもののように錯覚して、1日の時間を緊急度の高いもの(仕事etc)からやっていってしまいます。

でも、この一ヶ月で死んでしまうと考えてしまった時、どんな行動をするんでしょうか。

今日と同じ行動をとりますか?

最後の日は、平等に誰にでも訪れます。

これは、若い人も、ご年配の人にもいつ来るかわからない。

多くの人は緊急度と重要度の高いことをやっていきますが、

エンディングノートを書くことで、「緊急じゃないけど重要なこと」、つまり「いつかやりたいと思っていたこと」に目を向けることができます。

「今の自分にとって、本当に大切な時間の使い方はなんだろう?」

そのように問うきっかけをくれることが、エンディングノートの本質なんじゃないかと考えてます。

まとめ

エンディングノート=終活という一括りではなく、若い人でも関係なく「死」に関して考えるきっかけが、今の人生を豊かにし、そのきっかけになるのがエンディングノートというお話をさせていただきました。

僕も、毎年1月に記入していくんですが、書いていくと泣けてきます笑

自分の妻や子供に対して、どのように想いを届けて守っていくか

自分の親に対して、どんな親孝行が今できるだろうか

会社のメンバーに対して、万が一のことがあっても守れる力や環境をどう作っていくか

社会に対して、自分が何かあっても残せるものは何かないか

年々、各項目が増えていき、最終的には辞書かよって感じになりそうか心配です笑

最後におすすめ本として、

「DIE WITH ZERO」

というものがあります。

ありとキリギリスの童話に対して、「ありはいつ遊んだの?」という問題提起をしていたり、
「お金を残すのではなく、思い出の配当金を増やそう」というようなお金の使い方に関して面白い価値観を教えてくれる本です。

お金に関する相談を受けるのが僕ら仕事ですが、貯める・増やすだけでなく、「使い方」が最も大切です。

では、どういう使い方をしたいか明確にするために、死生観(どのように死にたいか)を考えていき、そのきっかけにエンディングノートがなれば自分の目的に合った使い方ができるのではないかと思います。

この記事が、少しでも誰かの何かの「きっかけ」になってもらえたら嬉しいです!

では、失礼します!