こんにちは、ファイナンシャルプランナーの築地です。

今回、増税前ということで住宅ローンに関して書いていきます。

今回も、変動金利の知られざるルールについて書いていきます。

知らなかった!と言う人が多いルールですので、しっかり把握しておいてください!

では、いきます!

変動金利はいつ変わる?

変動金利は大前提として金利が更新されていきます

金利の更新は4110/12回。 つまり半年に一回は金利が更新されていくのです。

ただ、サラリーマンの方にとって年に2回も金利が上がっていくとなると大きく家計に直撃しますし、管理が大変ですよね?

ですので変動金利のほとんどの住宅ローンではある措置がとられています。

それが5125%ルールです。

5125%ルールとは?

消費者が変動金利による急な家計のダメージを管理しやすくできるようにできたのが5125%ルールです

これは「5年後にどんなに金利が上昇したとしても返済額は125 %しか上がらないよ」という意味で

つまり、毎月の10万の返済をしている方ならば5年後の上限は125000円になると言うわけです!

もし、金利が1%で借りてて2%になっていたら、ほとんどの家庭が大変なことになります。

それが「5年後でも1.25パーセントの金利でいいよー」という訳になるのです。すごくありがたい。

金利が上がっていったとしても毎月の支払いの上限が決まっているので、ここまでだと変動金利はお得!という話になります。

まとめ:5年に1回支払い額が変わるが、上限がある(125%まで)

5125%ルールの罠とは?

基本的に5125%ルールは、基本的に家計の負担を避ける為に返済者を守るためのものです。

ただ、ここで落とし穴もしっかり把握していてください。

僕のクライアントさんで把握していた方は誰一人いませんでした

それは、未払いの利息が発生している可能性がある事です。

ここが大きなポイントですので見ていきましょう。

未払い利息とは?

なんで未払い利息が発生するのかわかりにくいと思いますので説明しますね。

例えば先ほど1%で借りてて5年後に2%になっても、1.25%分の支払いでいいという話だったと思います。

10万円(1%)の支払いが5年後に20万(2%)になったとしても、

ルールの適用で125000円(1.25%)でいいよ!

という話でした。

これ、0.75パーセント分の利息が免除されているかというと・・・

されていません。

実は、先延ばししていただけです。

次回の更新のタイミングで返済額に上乗せされていきます。

つまり、元本が全然減っていかない、、、

利息ばかり払っている状態ですね。

それがどんどん続いていったときにどうなるのか・・・

ローンはいつか終わりますので、その終わりのタイミングでまさかの一括返済という流れになります。

30年後に一括返済するための資金と言ったら、、、退職金ですよね?

老後いくらかかるかわからない(1億くらいかかる可能性もある)のに、大切な退職金が一気に消し飛んでしまう可能性があります。

家を買う時にはテンションも上がっているので銀行の方から説明があったとしてもややこしいことなのでやっぱり忘れてしまいます。

でも、それが大きなリスクになっていることを知らずに過ごしていたら、やっぱり怖いですよね、、、

上記は家を買いたい方には必ず伝えている制度です。

まとめ:長い目で考えていくこと

以上がプランナー目線で言ったら固定金利がいいという最大の理由です。

生きていくのに必要なお金って、家だけじゃないですし。

素敵な家に住む為に、普段の生活がカツカツになることを望んでいる人はほとんどいないと思います。

ですので、しっかりとしたお金の計画を立てることが大切です。

お金の計画の立て方は、学校では習わないのでプロを頼ってくださいね!

変動金利の特性を理解し、プランナーと相談しながらご家庭にあったローンを決めていきましょう!