こんにちは、スコッチの石飛です。
働き方が多様化している現在、長く健康に働き続けるために、
「自分の興味がある仕事に挑戦してみたい」
「今の職場でスキルアップするために資格を取りたい」
「副業のスキルを身につけたい」
そう考える方も増えてきていると思います。
そこで今日は、「教育訓練給付制度」についてご紹介したいと思います。
今現在働いている人、またはこれから働きたい人が、自ら主体的に職業に関する教育訓練を受ける際、
それを支援するために「教育訓練給付制度」という制度があります。
講座数は約14,000講座あり、例えば、介護福祉士、美容師、簿記検定、IT関係資格など、講座内容は豊富です。
そして、その検定や資格の取得にかかる費用の一部を、国が負担してくれる制度なんです!
国が費用の20%を支給してくれる
教育訓練給付金には3種類あり、それぞれ支給額が異なります。
①一般教育訓練給付金 (日商簿記検定、中小企業診断士、インテリアコーディネーターなど)
⇨受講費用の20%(上限10万円)を訓練修了後に支給
②特定一般教育訓練給付金 (大型自動車免許、介護職員初任者研修、社会保険労務士など)
⇨受講費用の40%(上限20万円)を訓練修了後に支給
③専門実践教育訓練給付金(教育訓練支援給付金) (看護師、美容師、調理師、測量士補など)
⇨受講費用の50%(年間上限40万円)を訓練受講中6か月ごとに支給
資格取得等をし、かつ訓練修了後1年以内に雇用保険の被保険者として雇用された場合は、
受講費用の20%(年間上限16万円)が追加で支給
失業状態にある方が初めて専門実践教育訓練(通信制、夜間制を除く)を受講する場合、
受講開始時に45歳未満であるなど一定の要件を満たせば、別途、教育訓練支援給付金が支給
厚生労働省のHPに、上記を色分けした講座の一覧が載っているので、見てみてください。(下記リンク参照)
※ただし、地域によっては受講できない講座もあるので、詳しくはお住まいの地域のハローワークHPを見てみてください。
どうやって受けられるの?
この制度は、「雇用保険」が関係します。
原則として、受講開始日時点で、雇用保険加入期間が継続して3年以上(初回の受給の場合は1年以上)あれば支給されます。
また、離職して被保険者でなくても、在職中に雇用保険に加入しており、離職して1年以内に受講開始をすれば対象となります。
流れとしては、以下のようになります。キャリアコンサルティングを受けられるのも良いですね。

まとめ
今回は、資格取得やスキルアップのための費用の一部を国が負担してくれる
「教育訓練給付制度」について概要を見ていきました。
私の地元にも、職業訓練校がありますが、こんなに種類があるということや、働きながら受けられるということは初めて知りました。
また、「資格を取ろう!」と思っても、自分一人で教材を用意して、コツコツ勉強して・・・というのはなかなか難しいことだと思います。(働きながらだと特に!)
このような制度を使って、始めてみたら流れに乗って資格ゲット!なんてこともできると思うので、
自分のキャリアプランを実現するための、きっかけの一つになれば良いですね😊