こんにちは、株式会社スコッチ松田です。

手前味噌の話で申し訳ないですが

先日、表彰式で東京に行ってきました。

単純に表彰されるとかっていくつになっても嬉しいものだなと思いました。

業界の諸先輩方の話もたくさん聞けて勉強になりました。

 

さて今週は「マイナ保険証」についてです。

知らない人もまだまだいると思いますのでご紹介します。

 

マイナ保険証とは

マイナンバーカードの健康保険証利用のことを言います。

マイナンバーカードの個人認証機能を利用して

病院や薬局の窓口で従来の健康保険証の代わりとして使えます。

 2021年10月から本格運用が始まっています。

今までの健康保険証は企業や市町村単位で発行されているので

転職や転居のたびに再発行する必要がありました。

ですが、マイナ保険証は個人に紐付きますので

永続的に利用することが出来て

オンラインサービスのマイナポータルと連携すれば

特定健診情報や薬剤情報・医療費情報の閲覧、確定申告の医療費控除なども

一括して行えます。

ただ、まだまだ不信感も根強いので

普及率は2022年4月時点で43.3%しか普及していません。

日本政府としては22年度末までに「ほぼ全ての国民が取得する」ことを

目標に掲げています。

 

マイナ保険証で出来ること主な4つ

⑴転職・転居・結婚などの環境の変化があってもそのまま使える

⑵医療機関への情報共有が簡略化される

⑶限度額以上の医療費支払いが出来る

⑷医療費控除で確定申告が楽になる

 

特に便利なのは⑶ではないでしょうか。

これまで、医療機関に支払った医療費が高額となった場合は

払い戻される制度の高額療養費があります。

一旦は支払うけど、あとで手続きすれば上限額を超えた分は返金しますねという制度です。

ただこの制度は、限度額適応認定証という書類を提出する必要があって

手間がかかります。

マイナ保険証では、この書類の提出が不要となり

自動で払い戻されるようになります。

 

窓口での医療費負担額15円引き下げ

サブタイトルにあるように引き下げとありますが

実はマイナ保険証を医療機関で利用した場合

従来の健康保険証を利用したよりも高いことになっていました。

 

3割負担では

マイナ保険証:初診時21円、再診・外来時12円、調剤9円上乗せ

健康保険証:初診時9円、調剤3円

 

今までの健康保険証でも9円負担が増えてた(笑)

上乗せしている理由としては

マイナ保険証の取り組みを推進するために対応病院の報酬を引き上げるためとのこと。

便利にしようとしてるから病院が動きそうにないから国民がよりお金は負担してね。ってことですよね(笑)

そこをちゃんと見直しします!ってのが今回の話です。

 

【変更後】

マイナ保険証:

初診時21円→6円

再診・外来時12円→上乗せなし

調剤9円上乗せ→6円

 

健康保険証:

初診時9円→12円

調剤3円→9円

 

まとめ

10月からはマイナ保険証の方がお得になります。

それまでは従来通りの健康保険証を利用しておいた方が良いですよね。

まだまだ医療機関でもマイナ保険証が利用できるのは全体の15%未満となっています。

これからお得になってくることが予想されるのでマイナンバーカード利用を考えても良いかもしれませんね。