こんにちは!
株式会社スコッチの大竹です。
私の年末は奥さんがコロナにかかり家事と子供のめんどうを見てあっという間に過ぎていきました。
普段、奥さんが家事など色々やってくれていたんだと改めて感じました。
今日は退職金について書いていこうと思います。
お客さんのキャッシュフロー表を作成していく上で退職金を記入する項目があるのですが、把握されている方が少ない印象です。
自分はどうなのか?を確認して頂けたらと思います。
退職金の制度について
退職金制度とは、一定の年数以上働いた場合、働いた年数や在職期間中の業績などに応じてお金が支給される制度のことです。
退職金制度は法律上の義務ではなく、会社が独自に規定を作って運営している制度です。会社の就業規則などにより定められているため、勤めている会社によって退職金制度の有無が生じます。
厚生労働省の調査(平成30年)では「退職金制度がある会社」は80.5%、「退職金制度がない会社」は19.5%でした。
この数字を見てどう思われますか?
結構もらえる会社が多い!
いやもらえない会社も結構多いんだな。
と意見は分かれると思います。
退職金は老後を考える時に必要なお金になってくると思います。
では退職金の額はどうなっているのか?が気になる所ではあると思います。

※参考 厚生労働省 「就労条件総合調査」より
グラフを見て頂いたら分かる通りに年々支給額は減ってきています。
もらえる額が減ってきているという事はそこに対しての対策が必要になってくると思います。
退職金の種類
退職金の種類は大きく分けて4つあります。
退職金がある方はご自身の退職金がどの種類になるのか確認してみましょう。

上記の様に退職金をどの様に受け取るか
■退職一時金:退職金を退職時に一括もしくはある程度まとめて受け取れる制度
■退職年金:一定期間に分けて退職金を受け取る制度
退職金制度を導入している会社は一般的にどちらかの制度を採用していますが、両制度を導入し、「併用して利用する」「退職時にどちらかを選べる」としている会社もあります。
どの様に準備していくのか
■会社が独自に用意するのか
■外部機関を利用するのか
によって変わってきます。
老後資金の備えとして、社員自身が資産を運用する企業型DC(企業型確定拠出年金)を導入する会社は増加傾向にあります。
評価制度が年功重視から成果重視になるなど、労働環境・条件の変化を背景に、企業では退職金制度を見直す動きが活発化したのが背景としてある様です。
退職金が減少傾向にある中で老後の対策方法は?
老後を考える上で大事な事は老後資金を自分で作っていく動きももちろん大事ですが、月々の収支をプラスにしていくという考え方も大事かと思います。
貯金がたくさんあっても月々がマイナスで貯金を切り崩していくとなると精神的にしんどくなってくると思います。
ではどの様に備えていくのか?
一つの方法として年金を活用していく方法があります。
皆さんがイメージする年金は65歳以降にもらえる年金、老齢年金があります。
この老齢年金は生きている限り受け取れるのでいわば終身保険みたいな物です。
この年金の受け取りを遅らすとどうなるのか?
1か月遅らせると将来受け取れる年金が0.7%増えます。
65歳からもえる年金を70歳で受け取れる様にすると65歳で受け取れる年金よりも142%増えて受け取れる事ができます。しかも生きている限りずっとです。
この制度を活用していく事で月々の収支をプラスに持っていく事も可能になる可能性があります。
年金はいわば長生きリスクに備えていける終身保険です。
65歳で退職金を受け取り70歳までの5年間は退職金で生活し、退職金で足りないお金は自分で作る動きとして2024年から制度が変わるNISAを活用したり保険の積み立てを活用するなどがあると思います。
まとめ
働き方の多様化や社会情勢の変化により退職金が減少している現実があり、老後を心配されている方もいるかもしれませんがそこでまず計画を立てる。
自分がどの様に生きていくのか?
何を可能にしたいのか?
私たちFPと一緒にライフプランを組み、いつにいくら必要なのかを可視化できるキャッシュフロー表を作成して現時点からの逆算で未来に備えていく事のお手伝いをさせて頂けたらと思います。
本日もお読み頂きありがとうございました。