こんにちはskotti松田です。

 

今回は意外と知らないお金の話です。

額面の年収から手取りの金額に至るまでに税金が引かれる仕組みを知らない人は多いのかもしれません。

 

私も頑張って年収上げたはいいけど

「えっ税金ってこんなに引かれるの!?」と嘆いたことがあります。

 

かと言って、わざわざ自分で調べるのも面倒くさいので

もうこんなものと受け入れてしまっていました。

 

でも実際はこの確定申告を最初に作った人は天才だと思います。

本当によく出来ているので是非一度勉強してみてほしいです。

 

 

給料の手取りとは何を指すのか

手元に入る実収入=「手取り」になるのですが、そこには様々な内訳が存在します。

時給・日給・月給などの基本給や残業代・各種手当など、会社から支給される「額面」から、各種保険料や年金などの社会保険料と所得税や住民税といった税金を「控除」として引いた金額のことを指します。

 

手取りの仕組み

 

 

年収から引かれているもの

 

 

手取り仕組み2

年収からは上記のような税金と社会保険料が引かれます。

大体、年収(額面)の7割程度で計算したら手取りになります。

 

厚生年金保険料:老後に備えるため

健康保険料:怪我や病気に備えるため

介護保険料:40歳以上になると払う、自力で生活が困難になった時に備えるため

雇用保険料:失業に備えるため

 

健康保険には、主に会社員が加入する健康保険組合や共済組合などの保険と、自営業者などが加入する国民健康保険があります。

 

年金にも厚生年金と国民年金があり、加入している健康保険や年金の種類、収入によって支払う保険料が変わってきます。

 

お勤めですと労使折半と言って、会社が半分負担してくれています。

 

社会保険料の計算はまたややこしくなるので別の記事でします。

 

 

年収、手取りの早見表

 

手取りの金額は、扶養家族の有無や会社員か自営業、経済状況、控除の金額などによって変わってきますので、大体の目安として参照にしてください。

 

条件としては以下となります。

①会社に勤めるサラリーマン

②所得のない配偶者、子どもなど扶養親族なし

③給与所得控除、基礎控除、社会保険料控除のみを考慮

④千の位で四捨五入

 

年収手取り一覧

 

まとめ

実際、半分が税金で取られてしまう年収は約1億2500万となります。

・年収:1億2500万円

・所得税:約5050万円

・住民税:約1200万円

・所得税、住民税の合計:約6250万円

・社会保険料:約260万円

・手取り:約5990万円

 

非現実な数字となります。サラリーマンでこれほどの年収がある人はほとんどいないのではないかと思います。

ちなみに、国税庁発表の統計年報によると、2018年に給与所得を主として1億円以上の所得があった人は7948人いたことが分かっています。日本のサラリーマンが5000万人ほどいますので、年収が1億円以上の人は0.01%ほどの割合になります。

 

手取りから見ると年収1500万円くらいから、年収が100万増えても手取りは50万円ほどしか増えない状態が続きます。

 

せっかく自分が頑張って稼いだお金ですので、どのような仕組みなのかを理解してみると色々と見えてくるものがあるかもしれませんね。

 

賢くお金と向き合ってみてください。